アレルギーを引き起こす直接の原因物質は、花粉であったり、PM2.5や、ハウスダストであったり、そして黄砂であったり、乳製品や卵かもしれません。しかし、その反応を助長させている背後にある膨大な種類の有害な化学物質に目をむけて、それを日常生活から排除することで、直接のアレルギー反応も次第に目立たなくなるということです。それが食事と洗剤、化粧品に気をつけることであるのです。食事については、野菜はできるだけ無農薬野菜を選びましょう。海外からの野菜は農薬の使用も多く、化学肥料のために硝酸塩が増加していて、発がん性があるものもあります。
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加工品などは添加物のできるだけ少ないものを
お菓子類も、化学調味料が多量に使われていたり、人工甘味料が使われているものは避けましょう。野菜などは、通販で無農薬野菜を配達してくれる業者が増えています。これらの会社は、全国の無農薬栽培推進農家と提携して、無農薬の野菜を宅配してくれます。オルター、よつば、オイシックスなどの会社が有名です。アレルギーを治すには、まず食材の中の有害化学物質を排除しましょう。そして石鹸やシャンプー、化粧品を安全なものに変えます。有害な洗剤とは、蛍光剤、発色剤、石油系合成界面活性剤が配合されているものです。市販品のシャンプーの成分表をみればわかりやすいですが、ものすごい種類と数の石油系合成化学物質が含まれています。何十種類もの名前が書き込まれているのでびっくりするはずです。いっぽう、太陽油脂株式会社やミヨシ石鹸株式会社の無添加のシャンプーや石鹸をみればわかりますように、ほとんど二、三種類しか成分がありません。つまり、二種類か三種類の成分、それも天然のヤシ油たヒノキオイルなどで簡単に作れるものに、あえて二十種類以上の化学物質を添加して市販品の多くが製造されているということです。それは香料としてのニオイを追求したり、ふわふわ、やわらか、なめらか、といった効能を追求する結果、健康への配慮を忘れ去った姿なのです。そういった効果を求め続けた消費者の側にも責任はありますが、メーカーのほうも、健康よりも利益を優先したのでこのようなことになったのです。
消費者が有害な製品にノーということが大切
無添加製品しか購入されなくなれば、大手メーカーも改めるはずです。入浴の洗剤だけではなく、食器の洗剤、洗濯の洗剤もすべて、無添加のものに変えていきましょう。食器から、あるいは衣類からも、有害成分が体に入ってきます。食事から入ってくる化学物質を避けるには、石油系合成化学物質をまず避けることです。合成保存料、合成着色料、合成香料、そして、合成界面活性剤を避けていくことが大切です。食事からの有害物質を避けると同時に、台所洗剤、入浴のときの洗剤、洗濯洗剤を無添加のものに変えて、皮膚から侵入する経皮毒を避けていくようにしましょう。そうやって体内に侵入してくる有害物質の流れを止めますと、体がもともともっていた自然治癒力が活性化してきて、少しずつ、これまでの蓄積された化学物質が排出されていきます。するとアレルギー反応がじょじょに抑えられてきて、症状が収まってくるようになります。花粉や食物アレルギー、ハウスダストへの反応が、過敏性が鎮まってくるようになります。アレルギー体質を根本的に改善するには、食事や日常からの体内に侵入してくる有害物質を排除することです。それが欠けていると、どんな治療も不完全になります。
ビタミンDと筋肉
ビタミンDが欠乏することで骨粗しょう症になりやすいだけではなく、筋肉そのものも減少する可能性があります。ビタミンDを摂ることで乳児の筋肉量がアップすることはすでに判明している事実です。生後1年間にビタミンDを摂取した乳児は体脂肪が少なく筋肉が多いことが証明されています。骨格は、筋肉によって支えられています。筋肉が弱ると、骨格も歪み、骨粗鬆症も進行します。重力に逆らう筋肉の鍛錬がないと、骨密度がどんどん減少し、骨量低下がおこります。また内分泌系の機能維持にも、筋肉を鍛えることで得られる種々の刺激が必要です。メンタル機能の健康もまた、運動によって維持されることがわかっています。うつ病の患者が有酸素運動により薬物に頼らずに改善することもすでに多くの医学博士が指摘しているのです。そこで、どのような運動、体操がもっとも効果的かというと、現在さまざまなダイエット体操やアンチエイジング体操があるなかでも、ヨガが最も効率がよい体操です。ヨガは年齢、性別、基礎体力に関係なく始めることができます。そして、骨格の歪みを正してくれる効果があるのです。骨の中で、コラーゲンはカルシウムを支えて骨を強靭にしていますが、その劣化により骨密度はそれほど低下していないにもかかわらず、脊椎圧迫骨折のような脆弱性骨折が起こってくるのです。この結果、背骨が曲がって、円背になります。
食後の高血糖は体内の糖化を促進し老化を加速
食後の高血糖を予防するのにもっとも効果的なのは、食事の際に「30回以上噛むこと」です。同じカロリーの食事でも咀嚼を一口30回以上行って食べると、食後の高血糖が抑えられることがわかっています。また最初に野菜などの食物繊維を食べるということも効果的です。食物繊維が消化管内で糖の吸収を抑えるので、急激な血糖値の上昇が防止されるのです。そして食後一時間以内の運動が、食後高血糖を抑えます。運動は入浴や簡単な散歩などでも良いですが、しっかりと時間をとれれば理想的ですね。
PM2.5と黄砂がアレルギーを悪化
花粉症の体質の人は、化学物質にも過敏であることが多いです。花粉の飛散する時期には、中国から黄砂やpm2.5と呼ばれる化学物資が日本に飛んできます。これらの有害微粒子もまたアレルギー症状の原因になり、PM2.5による鼻炎や皮膚炎、気管支喘息がおこるので、花粉症の症状はいっそう悪化します。花粉にしてもPM2.5にしても、第一には吸い込まないことが予防策ですから、外出される際には、高性能マスクを使うことが推奨されます。めがねでも花粉対策をすることで、アレルギー性結膜炎を防止することが大切です。また、高性能マスクは、花粉やPM2.5を吸い込むことを避けるためにも必須です。そして、室内においては、高性能の空気清浄機を使うことで、室内に入り込んでくる花粉やPM2.5を除去することが大切です。日本家屋は24時間換気をしているところが多いですが、これがくせもので、換気口から、PM2.5が吸い込まれて侵入してきます。微粒子なので、このように室内にも入ってくるのです。花粉の場合も、衣服にくっついて入ってくることが知られています。そこで、室内に入り込んだものを除去することが大切になってきます。空気清浄機を常時、作動させておくのが一番です。高性能の空気清浄機にはいろいろな種類はありますが、フィルター交換をしなくても、吸着ブレイドを水洗いするだけで、使い続けることができるものがおすすめです。