ビタミンDと認知症

ビタミンDが欠乏していると、認知機能低下や認知症を起こしやすいことがわかっています。また、花粉症の人がビタミンDを補充すると症状が軽減します。日光に十分にあたる人には、認知症や、花粉症などのアレルギーが少ないということです。日光にあたるとビタミンDが体内で合成されるので、その作用でさまざまな健康維持がなされます。

目次

ビタミンD不足で、アレルギー、リウマチ、乳がん、大腸がん

ビタミンDは認知機能にも関係し、そのほかの癌、腫瘍、そして関節炎から、うつ状態まで誘発します。現代人の多くが慢性的にビタミンDが欠乏しています。日光だけで合成するには、太陽が南中する前後二時間、半そで半ズボンで野外に出て太陽光にあたること、それを週に三度、毎回15分以上も必要なのです。それにガラス越しでは効果なしで、日焼け止めをぬっていても効果ありません。この条件は現代人には、特に女性などには困難なものです。となると農家とか、道路の交通整理の人とか、スポーツ選手、自衛隊、警察の一部、ぐらいでしょうか。ともかく多くの人は食事からビタミンDを補うほかないのです。そして、毎日4000IUというビタミンDの摂取が推奨されているのですが、これを食材でとるのは難しく、サプリメントを使うのでないと、卵黄、魚油、レバーなどでは大量摂取しても難しいです。

天然型ビタミンDの健康効果

サプリメントでは1カプセルで2000~5000IU前後含有の製品は市販されています。10000IU以下の摂取での副作用報告はありません。アメリカでは、ビタミンDの補充や十分な日光浴で毎年185000人が癌の発症を防げ、30000人の死亡が防げると予測されています。美白のため日に当たらない女性やUVケアを常にしている女性、室内業務ばかりの会社員、夜勤ばかりの人、看護師、医師など。家の中にばかりいる人、高齢者、寝たきりなど。多くの日本人はビタミンDのサプリメントが必要です。ただし、副作用を予防するには病院で処方される活性型ビタミンDではなく、市販のサプリメントの天然型のビタミンD3が安全です。花粉症をはじめとするアレルギー体質の意外な原因としてビタミンDの慢性的な不足があることがわかってきています。

ビタミンDが花粉症に与える影響

ビタミンDが不足すると、うつ病のひどいときのように体が重く、全身倦怠感が出て、関節痛や偏頭痛などの体調不良が出ます。そして、現代人のほとんどは慢性的なビタミンD欠乏の状態にありますそもそもビタミンDについて最近判明してきているのはそのホルモン様の作用についてです。全身の免疫機能の調整をして、がん予防に重要な働きをしています。そしてビタミンD不足は、インフルエンザ、風邪、花粉症、アレルギー性皮膚炎、リウマチ、高血圧、乳がん、大腸がん、前立腺がん、偏頭痛、関節痛などの発症を促進してしまいます。逆にビタミンDが十分にあれば、これらを予防できます。日光にあたるとビタミンDは体内で合成できますが、それには、10時から14時で、15分程度を週に三回、それもガラス越しではない、直射の太陽光に、半そで半ズボンに近い格好であたる必要があります。

日焼け止め越し、ガラス越しでは効果がない

厚労省の目安は日に400IUですが、潜水艦の乗組員の場合、この量では体内必要量に至りませんでした。上限のほうの摂取目安は日に2000IUですが、成人男性は毎日3000~5000IUのビタミンDを消費しますので、サプリメントからとるなら毎日2000IUは必要です。食事からではこの量をとるのは事実上不可能です。卵黄、魚肝、レバーに含まれますが、微量なので足りません。人間はもともと日光にあたることが健康上不可欠のようです。ビタミンDを補うと体調が劇的によくなることも多いので、慢性的な体調不良をかかえる人は試してみる価値があります。花粉症のある人はこれまでやってきたことにビタミンDも併用してもいいかもしれません。

免疫とビタミンD

ビタミンDを十分にとっていると、インフルエンザになりにくいことがわかってきています。花粉症、アレルギー、リウマチ、乳がん、大腸がん、などの病気を予防し、そしてアンチエイジングに良いそうです。リンパ球の働きなどを改善し、アレルギーなどのアンバランスを解消していく働きがビタミンDにはあるようです。ビタミンDのめやすですが、少なくとも日に2000IU。(成人男性は日に3000~5000IUを消費しています)5000IUを一錠にしているサプリもあります。肝油ドロップも市販されていますが、2000IUには10粒毎日食べることに。それでは面倒であれば、通販などで一カプセル2000IUのVDを入手するのも一方法です。もちろん日光浴でもよいですが。日焼け止めなし、ガラス越しではないこと、という条件で、10時から14時の間に半そで半ズボンの順ずる服装で、15分を週に三度以上です。 日光浴だけでビタミンDを補充していくのはなかなかたいへんです。サプリメントの助けを借りるほうが現実的であるように思います。

あわせて読みたい関連記事: