ビタミンDを補うと認知症予防になりアレルギー体質が改善

ビタミンDを十分にとることは認知機能の衰えを予防することがわかっています。認知症予防のために、ビタミンDを補うことは有益です。日光浴でも補えますが、実行が難しいならサプリメントでとると便利です。ビタミンDは免疫機能を改善するので、シックハウスやアレルギー性疾患を改善するのに、体質を改善することで症状を緩和するという観点からビタミンDを補うことはきわめて重要です。現代人の多くは慢性的なビタミンD欠乏状態にあります。ビタミンDは、全身の細胞機能に関連するホルモンのような、重要なビタミンです。

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多くの病気がビタミンD不足で発症

さまざまな種類の疾患が、ビタミンDの欠乏と関係しています。ビタミンDの欠乏によって病気になったり、あるいは持病が悪化することがわかってきています。花粉症などのアレルギー疾患、乳がんや大腸がん、リウマチや関節疾患、免疫力低下など。実に多彩な疾患が、ビタミンD不足と関連しています。逆に言えば、しっかりとビタミンDの補充を行えば、多くの疾患を予防できるということなのです。日光浴でビタミンDを補うには、紫外線B波つまりUVBが、地表に届く、二月から十月、南中の前後二時間に、半そで半ズボンで15分から20分の日光浴を週に二回か三回実行することで可能です。

ビタミンDとアレルギーの関係性

ところが、これだけの日光浴が、現代人には至難の業です。ガラス越しの日光では効果がないので車内やサンルームでは意味がありません。日焼け止めを使っては意味がありません。これらはUVBをカットしますので、ビタミンDが生成されないのです。そのため、実行が極めて難しいのです。となると、ビタミンDを十分に摂取するには食事かサプリメントしかありません。そして食事では、含有量が少ないので、それだけでは間に合わないのです。サプリメントとしては、肝油などのドラッグストアで入手できるものが簡単です。花粉症やアレルギー、アトピーの人や、乳がんや大腸がんを予防したい人は、サプリメントとして、ビタミンDを積極的に摂取することもひとつの方策になります。シックハウスの症状のほか、花粉症やアトピーをビタミンDを補うことで改善させられる可能性があります。医師や看護師、管理栄養士、学校の先生、アンチエイジングに関心がある人、シックハウス症候群のほか、癌になりたくない人やアレルギー、花粉症の人にも役立つ情報です。

アレルギー体質を治す自律神経の整え方

アレルギー体質を緩和するには、自律神経の働きを整える必要があります。副交感神経を優位にすることでアレルギー体質を改善させ寿命を延ばすこともできます。自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあります。自律神経の働き具合というのは、この二つのバランスにもとづき、免疫力と深い関係があります。日常生活のちょっとした工夫で自律神経を整えることができます。白血球の働きが低下すると癌になりやすくなることは良く知られています。免疫力は、主に白血球が担当していますが、ストレスや疲労のためにこの働きが低下すると、癌などのいろいろな病気にもなりやすくなります。白血球のなかには、マクロファージ、リンパ球、顆粒球などの種類がありますが、そのうち、顆粒球とリンパ球は自律神経がコントロールしています。交感神経が優位に作動すると顆粒球が増加し、リンパ球は減少します。リンパ球が減ると、免疫力は低下します。ウイルスなどに対する防衛力が落ちます。

副交感神経が活性化すると免疫力が強化される

一方、副交感神経が優位に作動すると、リンパ球が増えて、免疫力が増大します。いろいろな癌にもなりにくくなるのです。ストレスの多い環境にいるとどうしても交感神経が優位になります。ストレスに抵抗するために交感神経がたかぶり、活性化されます。すると精神は過敏になり、興奮しやすくなってしまいます。副交感神経は精神をリラックスさせ、免疫力を高め、血糖値や脂質を安定させて健康を維持しますので、アレルギー体質なども緩和されます。できるだけ副交感神経が優位になるように日常生活を工夫することが健康長寿、アンチエイジングにおいて大切なのです。

ゆっくりとした運動で自律神経のバランスをとる

自律神経のバランスをとるには、ジョギングよりはウォーキングが効果的です。また気功やヨガ、太極拳などのゆっくりと呼吸をしつつ運動するものが効果的です。睡眠は、副交感神経のスイッチが入る午後九時ごろに寝て、朝は交感神経のスイッチが入る午前六時に起床するのがもっとも理想的です。これは九時間の睡眠の場合です。七時間睡眠の人なら、午後十時に寝て、午前五時起床となります。冬場の就寝の際には、湯たんぽなどで温めることも副交感神経を優位にして深い睡眠を促します。足元をこたつで温めるのも良い方法です。また、食事をよくかんで食べることも副交感神経の刺激になります。ゆっくりとよくかんで食べることで、副交感神経が優位になり、胃腸機能が改善するのです。副交感神経を活性化させる工夫をすることであなたの寿命は延びて、アレルギー体質の改善や健康長寿、アンチエイジングが実現します。

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