自然栽培の世界と無農薬栽培

家庭菜園に取り組む人々が幅広い世代で増加しています。関連業界も活況で、農機や殺虫剤の売り上げも伸びたそうです。安全で安心な食品を求める心が家庭菜園の増加につながったのであれば、農薬関連の売上は低下しなければおかしいです。市民農園といって10平方メートル程度を借りて手軽に農業をする人が増えたそうですが、農薬散布しての栽培であれば、これは問題です。農機の中でミニ耕運機がよく売れているといいます。ハンドスプレータイプの殺虫剤も前年比で1割以上市場規模が伸びたそうです。これは殺虫剤メーカーなどが園芸教室を開いて教育活動をしている影響です。

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人類滅亡から救われる道

木村秋則さんの本が売れて、多くの人が無農薬栽培の安全性と可能性を理解すれば、無農薬栽培にチャレンジする人が増えるはずです。メーカーが無料で園芸教室をするのは、農薬や化学肥料を売りつけるのが目的です。そういう園芸教室にいく前に、まずは木村秋則さんの無農薬栽培、自然農法の本を学んでもらえたらと思います。一般の家庭菜園の方法も解説してくれているので、誰でも始められます。各家庭で無農薬での野菜栽培と、化学肥料なしでの自然栽培が普及すれば、世の中が変わります。そうなることが地球環境を救う道でもあります。そしてアトピーやアレルギーをはじめとする化学物質による免疫系の異常によって発症してくる病気を減らすことにつながります。

無農薬栽培、奇跡の秘密にせまる

無農薬栽培、無肥料栽培で、ここまでおいしい高品質のリンゴを生み出せるということを私たちに教えてくださった木村秋則さん。『木村さんのリンゴ 奇跡の秘密』 がものすごい売れ行きだそうです。本の中には木村さんの不思議体験も語られているのですが、その中にUFOとの遭遇の話もあります。陰きわまれば陽となるといいますが、木村さんが無農薬、無肥料のリンゴ栽培に成功されるまでの十年は、貧乏、困窮の十年でした。それに耐え、努力を重ね、夢を実現された木村さんに、いま、花開く陽の開運がもたらされているのです。何事においても、成功成就するまであきらめず、困窮に耐えて、少しずつでも前進を続けることで、天運がやってきて、運勢も開いていくものです。木村さんの足跡と現在の姿は、その法則の生き証人です。もちろん、努力を重ねるだけで誰でも成功するわけではありません。木村さんの成功を支えたのは、木村さんの厚い信念であり、目に見えないものへの崇敬の念であったと思います。さまざまな不思議体験は木村さんの生まれながらの素質によるものかもしれませんが、それを素直に受け止め、活かしてきたことが大きな力となったのでしょう。

無農薬の野菜と木村秋則さん

木村秋則さんの本がたくさん出版されるようになり、一般の人々の中に、無農薬でも野菜が栽培できることが広く理解されるようになってきました。木村秋則さん監修の一般家庭でもできる無農薬野菜の育て方の自然農法の本も出ています。各家庭で、無農薬にて栽培される野菜が食べられるようになると、消費者の認識が全体的に変化して、日本国内の農業の在り方もまた変化してくると思います。農薬を多量に使用し、化学肥料を多量に使用した野菜には、硝酸塩が増加し、それが胃の中で発癌物質に変化していきます。ニトロソアミンというこの有害な発癌物質は、農薬と化学肥料の大量使用が生み出す有害物質です。政府の無農薬農業への援助や補助が少ないのは、農業政策が、石油産業と結びついているので、そこから派生する化学農薬の業者や研究者とのしがらみが捨てられないのです。

残留農薬は危険

彼らは政府からの優遇政策の恩恵を受けているいわば既得権益の保持者です。こうした人々がまず間違った観念を改めて、本当に日本国民の健康と幸福のために貢献する心を取り戻してくれることを祈るばかりです。ヨーロッパでも無農薬の農業が次第に見直されています。木村秋則さんも日本だけではなく、世界中で指導されています。いま、農業の在り方が大きく変化しようとしています。多くの日本の農家が無農薬の栽培に取り組んでいくことが日本の食の安全を変えていくことでしょう。中国産の野菜の危険な残留農薬の問題や、ずさんな検査をすり抜けて、入ってくる有害添加物まみれの中国食材。こうした危険から私達の健康を守るには、木村秋則さんのような方のさらなる御活動が必要なのです。

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