アンチエイジングには糖化を防止することが大切です。糖化とは細胞に糖質が結びつく現象です。糖尿病および糖尿病予備軍が増加しています。血液中の血糖値が上昇することは、血管の老化を促進するだけではありません。高血糖が続くと、ブドウ糖とある種のアミノ酸が結合した成分が、全身をめぐり、それが骨で作用して、骨の中のコラーゲンを劣化させることがわかっています。
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美しい肉体と聡明な頭脳をいつまでも維持
老化を避けるアンチエイジングの実現のためには食材を厳選することが大切です。その中でも、まず避けるべき有害なものを熟知しましょう。現代の社会において最大の有害食材は、コンビニ食材ということになります。コンビニ食材は、亜硝酸ナトリウムや硝酸塩、保存料、PH調整剤、香料などの有害添加物を含有しています。おにぎりや弁当、サンドイッチなどを利用する人は多いかもしれませんが、ハムサンドのハムは亜硝酸ナトリウムが含有されており、胃の中で肉のアミンと結びついて、ニトロソアミンを生成します。これは強い発癌作用を持っています。焼きたらこや明太子もおにぎりの食材にありますが、ここにも亜硝酸ナトリウムが使用されています。アンチエイジングを考えるとき、体の老化の原因である、
フリーラジカルと活性酸素についての理解
老化は、私達の肉体の内部において、体を錆びつかせる、フリーラジカルおよび活性酸素が引き起こすと言えます。老化学説のほとんどにおいて、このことが言われています。老化の進み方とは、この体内で発生した総量で決まるともいえるのです。最近の研究によると優秀なスポーツ選手は、老化の原因になるフリーラジカルや活性酸素を除去する能力が高いことが判明してきました。逆にストレスへの適応能力や、抗酸化力が弱ければ、細胞や遺伝子がこのフリーラジカルや活性酸素による損傷の結果、老化や病気を引き起こしてくるのです。つまり優秀なアスリートが年齢を重ねても、若々しい身体能力を維持し、第一線で活躍し続けていられる理由もここにあります。私達の周囲には、大気汚染や、タバコ、食品添加物、残留農薬、ストレスなどの、フリーラジカルの発生原因がたくさん存在します。たとえば、リンゴの切り口が茶色くなるのは、酸化現象ですが、この切り口にﾋビタミンＣやレモンを塗りつけておくと、ある程度、酸化を防止することも可能です。
抗酸化能力は、加齢によって衰える
食材から抗酸化能力を補うことは可能です。色鮮やかな無農薬野菜、有機栽培の果物、魚介類、そしてアンチエイジングの効果抜群のハーブ類などには、抗酸化物質がたっぷりと含まれています。最近では低カロリー食が、長寿遺伝子を活性化させて寿命を延ばすことがわかってきていますが、何を食べれば、フリーラジカルや活性酸素を除去しやすいかという知識も不可欠です。赤色、黄色、紫色、緑色の野菜や果物、魚介類には、フラボノイド、カロテノイド、ビタミンＣ、アスタキサンチン、ビタミンＥなどの、フリーラジカル除去作用のある抗酸化物質がたくさん含まれています。たとえば、アスタキサンチンを餌に混ぜたマウスは、通常の餌を食べたマウスよりも元気で長時間活動できることがわかっています。アンチエイジングのためには、抗酸化作用の強い食材をとり、糖質は控えましょう。
老化防止にもよいプロポリス
プロポリスは、古代ギリシャの賢者アリストテレスが、『動物誌』という著作の中で、「樹木の涙」としてその効用をうたいあげています。そもそもは、ミツバチが作り出す物質ですが、その材料は、自然界にある植物から得ています。植物には、自身をカビや菌から守る能力があります。新芽や若葉などから、抗菌作用のある樹脂などの成分を分泌して、植物はわが身を防衛しているのです。その樹脂などの成分をミツバチは摂取して、それをワックスのように自分の巣に塗って、巣の内部を清浄に保っているのです。これがプロポリスであり、その成分には、フラボノイドなどウイルス、細菌、カビ、紫外線などからカラダを守る成分が種類も豊かに含有されているのです。
免疫力を高めて健康維持をはかる
アンチエイジングにも有用です。プロポリスとあわせてローヤルゼリーもとれば、その効果はさらに大きくなります。ローヤルゼリーは、女王バチのえさとして知られています。女王バチの世話をするのはミツバチのうち、羽化して二週間までの働きバチです。なぜかというと、この期間だけ、働きバチは花粉を原料にして、体内でローヤルゼリーを生成します。ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富であるといわれていますが、まだまだ未知の部分も多いです。最近では、ローヤルゼリーのペプチド成分から高血圧改善作用も発見されています。運動機能低下の防止作用や、更年期障害改善作用も判明しました。そのローヤルゼリーのおかげで働きバチの40倍の寿命を、女王バチは生きるのです。プロポリスとローヤルゼリーは大自然が人類に与えた宝物です。ミツバチに感謝して積極的に活用し、アンチエイジングを実現したいものです。