耳鳴りの治し方と漢方や蜂の子

耳鳴りの治し方には、さまざまなものがありますが、昔から漢方では、釣藤散(ちょうとうさん)が耳鳴りに効くことが知られてきました。高血圧やめまい傾向がある人の場合、ツムラ釣藤散などが耳鳴りの症状緩和に耳鼻咽喉科でも使われています。民間薬では蜂の子に効能があることが知られてきました。蜂の子をサプリメントにした健康食品が耳鳴りに使われてきました。

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耳鳴りに対する蜂の子の効果

中国や日本の医科大学でも耳鳴りが蜂の子の服用で改善したデータが発表されています。もともと蜂の子は、滋養強壮の生薬として、疲労倦怠や虚弱体質の改善に活用されてきた民間薬でした。耳鳴りに悩む人で蜂の子のサプリメントの服用をしているという話はしばしば耳にします。蜂の子サプリはさまざまな商品が発売されています。耳なりを治すツボを指圧したり、釣藤散を服用したりしながら、耳鳴りによいというサプリをあわせて飲むことで体質改善されていくと思われます。ツムラ釣藤散ならば、耳鼻咽喉科の主治医にお願いすれば、処方してもらえます。耳なり 、めまいによく使われる漢方処方にほかに、七物降下湯(しちもつこうかとう)が知られています。 七物降下湯を耳鳴りを治す 漢方として使う場合、血圧が高めの人のほうが適しています。高血圧で耳鳴りが付随症状として発生することは多いです。いずれの場合も、医療機関で適切な検査を受けて、医師の診断と治療に従うことが最善です。

不快な耳鳴りと蜂の子

ふと考え事をしてた時にキーンと聞こえる耳鳴りほど不快なものはありません。これから寝ようとベッドに入った矢先に耳鳴りが急にはっきりと聞こえてくることも多いです。耳鳴りは、まれには脳腫瘍や脳卒中などの危険な病気によって起こることもありますが、一般的には、命にかかわるようなものではありません。耳鳴の多くは、ジーっという音が聞こえたり、あるいはキーン、シャーという高めの音が聞こえたり、人によってはボーと低めの音だということもあります。耳鳴りは何かの警告音であるかのように不安をもたらし不快な気持ちにさせます。耳鳴り症状が悪化して、家事や仕事などに差し障ることも多いです。日本人の10人に1人は耳鳴りの症状を持っているとされ、耳鳴りが意外に多い病気であるとわかります。耳鳴りに悩む人の気持ちは、本人以外にはなかなか理解できないものです。理解されないという苦しみも合わさるので、いっそうつらいものです。不眠、めまいなどのほかの症状もある場合は、要注意です。メニエル症候群や、うつ病の症状のひとつとして、耳鳴りが出ていることもあります。自律神経失調症、更年期障害、高血圧でも耳鳴りが起こることがあります。原因がどこにあるのか医療機関で検査を受けることが先決です。

耳鳴りが起こるのは多くは加齢に伴う感音性難聴の一症状

それ以外にも疲労によるものなど、様々な原因で起こります。耳鳴りの多くは、ストレスにより悪化します。そのため、ストレスをためないことが大切です。肩こりや首のコリが耳鳴りを誘発することもあれば、歯の治療に関連した、アゴの違和感が耳鳴りを起こすケースもあります。老化からくる感音性難聴の場合、内耳の聴覚細胞の加齢性変化が原因で発生します。内耳の障害で耳からの信号が少なくなると、脳が反応して、音の感度を上げます。耳鳴りの音はこうした反応の結果、作り出されてしまうのです。耳からの音の入力低下があることが大きな原因になるということです。キーンと高い音がする耳鳴りは、加齢にともなう感音難聴の可能性があります。ただし、脳梗塞や突発性難聴でも高音の耳鳴りはおこります。脳神経外科や耳鼻咽喉科にて、脳MRIや聴力検査などを必ず受けて、精密検査で原因をはっきりさせておくことが必須です。現代医学での適切な治療で解決することも多く、医療機関での検査を省略していては、完治のタイミングを逃す場合もありえるので、耳鳴りを感じたら、まず、耳鼻科を受診しましょう。そこでの検査で納得できない場合は脳MRI検査も受けるほうが良いでしょう。そうしたもので原因がわからず、症状がある場合、はじめて民間薬や漢方を試してみるということが正しい順番といえます。

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