ココナッツオイルとコレステロール

アルツハイマー予防に良いことがわかってきたココナッツオイルですが、一方では中鎖脂肪酸でもあるため、コレステロールの上昇を心配して使用をためらう人もいるようです。特に、LDLが高いと健診などで、言われている人の場合、コレステロール値の上昇に過敏になっていることが多いです。たしかに、これまではさかんに、コレステロールが高いと動脈硬化が進んで脳梗塞になり、認知症になるといわれてきました。ところがアメリカではすでにコレステロール低下治療が放棄されています。ガイドラインでのコレステロールの目標値がすでに撤廃されているのです。LDLが悪玉、HDLが善玉という考え方はすでに放棄されています。LDLは炎症を修復するために働いており、その正常値も大きく変更されているのです。LDLの上限値は30歳以上の男性では178mgとおおはばに上に移動しています(人間ドック協会の新判定基準)。

コレステロール制限は必要ない

これまではLDL140以上が高LDLコレステロール血症とされていたのですから、これは大きな変化です。多くの開業医さんは最新研究を良く知らないために、いまだに、厳格な基準で、コレステロール低下薬を処方しているケースが多いようです。アメリカでは一日300mgまでとされていた食事からのコレステロール摂取制限が、撤廃されることになりました。総コレステロールについても220以下とされていたのが、250でも健康体であるという見解に、すでに、アメリカではなっているのです。こうした現状を知れば、ココナッツオイルを安心して摂取することができるといえます。ココナッツオイルのアルツハイマー予防効果をおおいに活用しても大丈夫といえそうです。

あわせて読みたい関連記事: